オイスターケースを備えた実力派の量産モデル、チューダー“プリンス”

チューダーのオイスタープリンスが発表されたのは1952年のことだ。ちょうどロレックスのエクスプローラーが発表される1年前である。53年のプリンス広告記事に描かれているのは、ビルの工事現場であったり、バイクシーンだったりとタフな環境での様子を描いたイラストだ。つまり、強靭性、信頼性、高精度を強く訴求したかったことがうかがえる。

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ロレックスの防水ケース、オイスターを与えらた自動巻きモデル、オイスタープリンス

1953年に掲載された記事では、“1000マイルを走破したバイクレーサーが着用”など、過酷な環境において実施したテストがイラスト付きで紹介され、プリンスの高い耐久性や堅牢性をアピールした

 ビジュアルこそ違えども頑丈な時計だということを訴求している内容はまさに同時期のエクスプローラーのPR戦略と同じ。当時、腕時計のブランドアイデンティティを明確に打ち出す意味において、“丈夫さ”を訴求することがいかに大切なことだったかが垣間見られるようだ。そのためハンス・ウイルスドルフはロレックスとチュードルを切り離して訴求するのではなく、高い防水能力を誇るオイスターケースというロレックスならではの強みをプリンスにも採用することで、ブランド力を一気に高めたのである。そして、このハンス・ウイルスドルフの巧みなPR戦略は見事に当たり、好調なセールスを記録。加えて同年には26本のチュードル オイスタープリンスがイギリス海軍によるグリーンランドへの科学探査(52年〜54年)に携行され、ここでも正確に時を刻み、プリンスの強靭性、信頼性、高精度さを証明したのだった。
 ちなみにロレックスの自動巻きモデルの総称がパーペチュアルであるのに対して、チュードルではプリンスが自動巻きモデルであることを示す総称となる。

 初代オイスタープリンスとして発表されたRef.7909は、34mmのケースサイズで展開されていた。ムーヴメントには自動巻きCal.390を搭載。これはロレックス製ではなく、フルーリエ製(FEF)ムーヴメントのCal.350をベースに改良されたものである。
 高級時計コピー振動数は毎時1万8000振動。ロレックスの1000系ムーヴメントと同じような、バタフライローターと呼ばれる深い切り欠きが付いた特徴的な形状のローターが採用されている。初期モデルにはカレンダー機能を備えたCal.395を搭載したオイスタープリンス デイトもラインナップされた。そして、60年代後半に入ると、ムーヴメントはフルーリエからETA2451ベースのCal.2461に変更された。

左がフルーリエ製ベースのCal.390、右がETA製ベースのCal.2641

 さて、ちょっと話が逸れるが、オールドチューダーを知るうえでロゴの変遷も無視できなことのひとつだ。エリザベス女王1世を含む歴代5人の王を輩出し、国民に知られる名門チューダー家にちなみ、イギリス王朝のシンボルである“薔薇”をロゴに採用したのは有名な話だが、このロゴも時代によって変更されている。
 公式ホームページによると、1946年まで使われていたのが盾の中に薔薇をあしらった通称“盾バラ”。それ以降68年までは薔薇のモチーフのみとなった。一般的には小振りな通称“小バラ”だったが、なかにはインデックスの12の位置に大きく配された通称“デカバラ”も存在した。そして69年に盾をモチーフにしたデザインが採用されるという流れだ。おおよその年代を把握するうえでもぜひ知っておくといいだろう。

グッチ 2022年春夏コレクション、ブランド創設100周年「ハリウッド大通り」で豪華ランウェイショー

グッチ「ハリウッド大通り」で100thランウェイショー
グッチ(GUCCI) ハリウッド大通り|写真95
グッチ創設100周年の特別な舞台に、クリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレが選んだのはロサンゼルス。本拠地をイタリアに構えるグッチであるが、実はロサンゼルスは、アレッサンドロによっては縁のある土地。


彼の母が映画の制作会社で働いていたことから、幼い頃からハリウッドで生まれる映画に触れてきたアレッサンドロ。母が話してくれた夢のようなストーリーは、美しいものへの憧れや夢見ることの素晴らしさなど、彼のクリエーションの土台となり、今なおロサンゼルスはインスピレーションの源となっている。

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「Gucci Love Parade」コレクションは、「ロサンゼルス」がテーマ。グローマンズ・チャイニーズ・シアターや、スターの名前が刻まれたウォーク・オブ・フェイムがランウェイに様変わりし、ハリウッド大通りで夢のようなランウェイショーが開催された。

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往年の俳優を想起させるパーティールック
登場するのは、まるでプレミアに集うセレブリティや、映画の主人公を想起させる華やかなピースの数々。マリリン・モンロー、リタ・ヘイワース、ヴェニカ・レイク…など、コレクションノートに記された、往年のハリウッド俳優をも想起させる煌びやかなスタイルが散見される。
フェザーやプリーツ装飾で彩られたパーティードレスには、グローブやファーのストールを合わせて、ハリウッド女優のようにスタイリング。グッチバコピー光沢のあるサテンや肌を透かせてみせるシースルー素材がドレスのラグジュアリーさを増してみせてくれる。
タキシードやスーツルックはアレッサンドロ流に着崩し。かっちりとしたショルダーラインや3ピースの着こなしで、クラシカルなスタイルを保持しながらも、シルエットや素材で遊びを加える。ウエスト位置まで大きくカットアウトしたベストや、ジップディテールを走らせたタイトパンツ、そしてアニメキャラクターのような蝶ネクタイが好例だ。
また、ドレス・スーツといった華やかなスタイルに交じって、個性豊かなアイテムが登場しているのも、多様性へのメッセージを綴ってきたアレッサンドロならでは。パームツリーや海をモチーフにした開襟シャツに見られる西海岸スタイルや、テンガロンハットを筆頭としたカウボーイルック、そしてネオンカラータイツのスポーツルックなどが共存している。

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調和、輝き、力強さ。グレーとブルーの色彩のなかで、ネビュラのオープンワーク仕上げによるムーブメントの構造が際立ちます。ステンレススチールとPVD仕上げを施した対をなすように向き合うブリッジが、完成されたシックな視覚効果を生んでいます。アーノルド&サンの時計の中で最もシンメトリーなこの時計は、厚さ8.73mmという超薄型を実現しています。スチールブレスレットまたはブルーのラバーストラップを合わせたネビュラ 41.5 スチールは、クールで強烈なエレガンスを放ちます。

ネビュラの初代モデルは、メゾンにおいて存在感を示していました。ジョン・アーノルドから受け継いだこの銀河の中心に、新しいスターが誕生し、コレクションに加わります。ネビュラ 41.5 スチールは、絶妙なカラー仕上げや新しい仕上げ、そしてより魅力的な美しい、新しいディテールを備えています。

内側と外側
ネビュラ(星雲)という名前は宇宙空間にある塵とガスの巨大な雲にちなんでいます。星雲には、超新星など、死にゆく星の爆発によって放出されたガスや塵が起源となるものがあります。また、新しい星が形成されつつある領域である星雲もあります。

このタイムピースの文字盤側に配置された7つのブリッジは、中心から外周に向かって放射状に広がり、彫刻のようなムーブメントは炸裂する星のような印象を与えます。この作品のために製作されたキャリバー A&S5201は、その個性を存分に発揮しており、そのオープンワークの構造と、ほぼ完全な左右対称が特徴です。伝統的な形状のブリッジはジョン・アーノルドのクロノメーターを彷彿とさせ、オープンワークによって、極めてメカニカルなデザインでありながらも軽やかさを強調しています。

バイカラー
キャリバー A&S5201のブリッジにはパラジウム処理が施され、その輝きはスチール製ケースと調和しています。地板、香箱蓋、文字盤のインナーベゼルには、ブルーのPVD加工が施されています。

ネビュラ 41.5 スチールは、3リンクのスチール製ブレスレットと、編み込みのような外観が特徴のバリスティック ラバーストラップの2種類が揃っています。内側と外側、時計の基本部分とディテールで2つのトーンの美しさが際立ちます。

充実した装備
キャリバー A&S5201はスーパーコピー素材を削って改造するのではなく、オープンワークとして製作されました。その結果、表・裏の両面ともクリアで視認性の高いディスプレイが実現しました。

グランドセイコー新作 44GS 55周年記念限定モデル メカニカルハイビート

グランドセイコー新作 44GS 55周年記念限定モデル メカニカルハイビート SLGH009を実際に見てみましょう。

グランドセイコー 44GS 55周年記念限定モデル SLGH009 文字盤
1967年から続くセイコーのデザイン文法である「44GS」は、3つのデザイン方針をもとに9つのデザイン要素があります。

多面カットのインデックス
半ば胴に埋めたりゅうず
鏡面研磨されたガラス縁上面
鏡面研磨されたケース平面
フラットダイヤル
多面カットの太い時分針
接線サイドライン
2倍の幅を持つ12時インデックス
逆斜面形状のベゼル・ケース側面
SLGH009はその44GSの55周年を記念して発売され、上記の要素が全てそろったモデル。視認性や操作性を確保しながら、調和のとれたシンプルな美しさを称える1本です。
ダイアルはダークブルーに型打ちされた流線模様。時の流れの悠久をイメージしているそうです。よく見ると濃い線のところは細かい線の束になっており、宇宙や時間の流れの混沌さを連想させるデザインです。写真に収めることが難しく、下記は公式サイトからお借りした画像です
イメージとして多少大げさになっていますが、このような紋様が刻まれています。
内面無反射コーティングを施したボックス型サファイア風防はどこからみても透明感があり、視認性抜群です。傾斜した細いベゼルが風防を守っている形です。若干ですが44GSのリューズの埋まりも見てとれます。
ケースはエバーブリリアントスチール製。リューズトップはサンド仕上げにGSマークが彫られています。
異なる磨き方を合わせたカッティングからなる曲線美が堪能できます。重みはある方ですが、ケースの厚みはほどほど。最新の技術を実現しなら、薄型化に成功しているモデルです。

グランドセイコー 44GS 55周年記念限定モデル SLGH009 裏蓋
裏蓋はシースルーで「キャリバー9SA5」の動きが見てとれます。キャリバーは石数が多く、青やピンクの石が美しく並んでいます。

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グランドセイコー史上最高の機械式ムーブメント「キャリバー9SA5」は、10振動にして80時間の連続駆動を実現しながら、快適な使い心地と上質な感性価値を高次元で両立しています。省スペースの「瞬間日送り機構」を開発したことで、日付修正時の実用性を向上させたり、「水平輪列構造」という新たな構造によりキャリバー9S85に比べて約0. 8mmの薄型化に成功したり。今まで手が届きそうで届かなかった技術が盛りだくさんです。
3列ブレスの中央コマの両端に、磨き方の異なる2つの部品を接続した5列仕様。すべてのコマの角がとれ、なめらかな着け心地を実現しています。バックルはワンプッシュ三つ折れ方式のため、利便性抜群です。

パートナーシップから生まれた伝説のタイムピース。

1952年、ウィリー・ブライトリングが、パイロットが必要とするすべての飛行管理計算を行える腕に装備する計器を開発。その2年後、そのデザインは国際オーナーパイロット協会(AOPA)の公式タイムピースに選ばれました。ブライトリングと同協会のパートナーシップにより、時計史上最も有名な腕時計の一つである「ナビタイマー」が誕生しました。そのオリジナルモデルでは、12時位置にAOPAのロゴが誇らしげに配されていました。そしてこの度、ブライトリングと同協会が共同で、若いパイロットのための新しい奨学金の創設を発表しました。この時計の70周年を記念したコラボレーションの第一弾です。

「当時、ブライトリングもAOPAも、このパートナーシップの意義の大きさを想像することはできませんでした。しかし、このパートナーシップにより、単なる時計よりもはるかに大きな意義を持つ時計が生まれたのです。まさに象徴として。」と、ブライトリングのジョージ・カーン CEOは語っています。

 この度、両組織は、「ブライトリング航空奨学金」の創設を発表しました。この奨学金は、米国の青年がパイロット養成コースを修了するための費用を給付します。願書の締め切りは2022年2月11日です。

 ブライトリングとAOPAの関係は、約70年前にウィリー・ブライトリングがAOPAの会員のために新しいコンセプトを活かしたクロノグラフを開発したことから始まりました。当時(そして現在も)、AOPAは世界最大のパイロットクラブであり、米国のほぼすべての飛行士を会員としていました。

 彼がデザインしたのは、平均速度、移動距離、燃料消費量、上昇率など、パイロットが進歩的な飛行管理計算を行うことができる画期的な腕に装備する計器でした。このオンボードコンピューターへの初期の答えは、ブライトリングが特許を取得した円形計算尺を時計の回転ベゼルに組み込むことで実現しました。「ナビタイマー」は、「ナビゲーション」と「タイマー」を巧妙に組み合わせて生まれた名前です。1954年にAOPA会員向けに発売されたこの時計は、瞬く間に人気を博しました。

 この最初のナビタイマーは、「AOPAの仕様に完全に合わせて設計・製造された」もので、ダイヤルのどこにもブライトリングの名前やロゴは標されていませんでした。その代わりに、12時の位置にAOPAのロゴがくっきりと施されていました。

BREITLING(ブライトリング) パートナーシップから生まれた伝説のタイムピース。ブライトリングがAOPAのために製作した「ナビタイマー」が2022年で誕生から70周年
 1950年代から1960年代にかけて、ナビタイマーは軍および民間航空会社のパイロットのためのブライトリング スーパーコピー時計として選ばれ続けました。1962年には、宇宙飛行士スコット・カーペンター氏が特別に改造したナビタイマーを宇宙でも着用しました。

 ナビタイマーの妥協のないスタイルと機能性に惹かれたのは、飛行士だけではありませんでした。1955年にAOPAの文字のないロゴだけが刻まれたこの時計が市場に出回ると、マイルス・デイビスやセルジュ・ゲンズブール、F1チャンピオンのジム・クラークやグラハム・ヒルなど、当時の著名人にも愛用されました。

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 現在、この時計で最も人気のあるコレクターズアイテムは、協会のロゴをあしらったヴィンテージモデルや限定品です。かつて「AOPAの公式時計」であったものが文化的な現象となり、そのオリジンはナビタイマーの未来に強い影響を与え続けていくことでしょう。

 AOPA会長、マーク・ベイカー氏は、次のように述べています。「ブライトリングとは、1950年代に初代ナビタイマーでパートナーシップを組んだことに始まり、長い歴史を共に歩んできました。この重要で強固な関係を維持し、よりエキサイティングなプロジェクトのための舞台を用意できることに私は心躍らせています。ブライトリングがAOPAとジェネラル・アビエーションに貢献してくれていることに大変感謝しています。」

天空に舞い上がる愛。ブレゲ「クイーン・オブ・ネイプルズ 8905

バレンタインデーに向けて、ブレゲが「クイーン・オブ・ネイプルズ」に天空の詩を纏わせます。文字盤にはホワイト マザーオブパールが採用され、ムーンフェイズ表示と時、分、秒を表わすサブダイヤルが生み出す空間に、ふわふわと浮かぶような「雲」を表現しています。このモデルは世界限定28本で展開されます。

 女性のための時計の象徴である「クイーン・オブ・ネイプルズ」コレクションは、ナポレオンの妹でナポリ王妃となった、カロリーヌ・ミュラのために作られ、1812年に届けられた歴史上初の腕時計からインスピレーションを得ています。当初のケースが特徴のこのタイムピースは、今日では、紛れもなくレディースウォッチを象徴する存在となっています。現代的なコレクションの各モデルでは、宝石のセッティング、ラッカー仕上げなど、そのすべてが女性らしさを称えています。ブレゲが新たに再解釈したこのモデルも、その例外ではありません。バレンタインデーを記念して発表されたこのタイムピースは、さりげないロマンチックをまとった優雅な魅力を演出します。

BREGUET(ブレゲ) 天空に舞い上がる愛。ブレゲ「クイーン・オブ・ネイプルズ 8905」
 文字盤には、軽やかな空が描かれ、ホワイト マザーオブパールの「雲」がきらめきを添えています。12時位置には、45時間のパワーリザーブを赤で示す、愛の軌跡があしらわれ、まるで雲に浮かんでいるようなハンマリングで立体感が加えられた繊細なムーンフェイズ表示にはホワイトゴールドが使用されています。文字盤下部にあるチャプターリングには、手彫りのギヨシェ模様を施した天然のホワイト マザーオブパールが配され、スモールセコンド表示の中央にも同様のブレゲコピー模様が施されています。先端に穴が開いた、ブルースティール製のブレゲ針は、時と分を示し、1秒1秒がかけがえのない愛を表現するカタチでスモールセコンドに赤いラッカーが施されたハートを二重にあしらっています。ホワイトゴールドのベゼルとケースのフランジには、きらめく128個のダイヤモンドが散りばめられ、ポエティックな雰囲気を演出しています。情熱的な愛の象徴である赤は、リューズにもルビーが施され、象徴的なアクセントとしてあしらわれています。ホワイトゴールドを使用したこのタイムピースは、愛の炎を思わせる深紅の色合いと空が生み出すコントラストを見事に表現しています。燃えるような赤のアリゲーターレザーを使用したストラップには、28個のダイヤモンドがあしらわれた三つ折りのホワイトゴールドフォールディングバックルが組み合わされています。

BREGUET(ブレゲ) 天空に舞い上がる愛。ブレゲ「クイーン・オブ・ネイプルズ 8905」

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フェミニンスタイルを生み出すテクニカルパフォーマンス
 アブラアン-ルイ・ブレゲは、美と高精度を兼ね備えた時計を提供するという高い基準を自らに課しました。この価値観は、今日においてもマニュファクチュールの優先事項として引き継がれ、この新作でも同様に表現されています。新作の「クイーン・オブ・ネイプルズ 8905」の心臓部で鼓動する自動巻きのムーブメントには、ストレートライン・スイスレバー脱進機とシリコン製ひげゼンマイが搭載されています。269個の部品から成るムーブメントの振動数は毎時25,200振動(3.5Hz)です。プラチナ製ローターには手彫りのギヨシェ模様が全体に施されており、高級時計における最も崇高な原則に従って、繊細に装飾されたムーブメントと同様に、サファイア・ケースバックから眺めることができます。さらに、このエレガントなタイムピースは、3気圧(30m)の防水性能を備えています。

王妃の時計
 ナポレオン・ボナパルトの末妹カロリーヌ・ミュラは、ナポリ王妃時代に芸術の偉大な支援者になり、ブレゲからは懐中時計と置時計合わせて30点以上も購入しました。パリのケ・ド・ロルロージュに工房を構える時計師ブレゲは、1810年にナポリ王妃のための時計の製作に取り掛かりました。それはまさに、腕に着けて使うように考えられた時計でした。すなわち、世界初の「腕時計」とされるものです。ブレゲの保存台帳には、1812年に納品され、1849年と1855年に修理した記録が残っているので、この時計がたどった歴史と、今は現存しない時計の特徴を知ることができます。それは、細長いケースとギヨシェ彫りのシルバー仕上げダイヤルが備わる腕時計で、極めて精巧に作られ、複雑機構のリピーターやムーンフェイズに加え、温度計までもが組み込まれたものでした。そして、腕に装着するためのブレスレットは、髪とゴールドの糸を撚り合わせて作られていました。

2022年の旧正月を祝うブランパンの新作「ヴィルレ トラディショナル チャイニーズカレンダー

2022年の旧正月を祝うブランパンの新作モデルは、グラン・フー・エナメルダイアルに太陰太陽暦を表示し、ケースバックには寅が刻まれているプラチナモデルだ。

ヴィルレ トラディショナル チャイニーズカレンダー
中国の暦を表示する数少ないコンプリケーション
 さまざまなカレンダータイプを展開するブランパン「ヴィルレ」コレクションの中でも、今回新たなバリエーションが発表された中国暦が表示される限定モデルは、数千年かけて構築され中国の伝統に深く根差す基本原理に基づいて作られている。

ヴィルレ トラディショナル チャイニーズカレンダー
ブランパン「ヴィルレ トラディショナル チャイニーズカレンダー」


自動巻き(Cal.3638)。39石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約168時間。Ptケース(直径45.2mm)3気圧防水。世界限定50本。
 ブランパンが自社開発した複雑機構である、トラディショナル チャイニーズカレンダーの文字盤には、時、分、グレゴリオ暦、そして中国暦が表示される。この中国の暦には、伝統的な2時間刻みの時辰、曜日、月、閏月の表示、十二支、五行と十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸から成る10の要素の集合)が含まれている。また、中国の暦の月を決める基準であり、ブランパンのコンプリートカレンダーの重要な要素であるムーンフェイズも文字盤に配されている。

ヴィルレ トラディショナル チャイニーズカレンダー
2022年寅年(22年2月1日から23年1月21日まで)を迎えるにあたり、この象徴的なコンプリケーションの新モデルを制作した。ホワイトのグラン・フー・エナメルダイアルを備えるこのプラチナ製モデルのローターには、22年の干支の寅「壬寅」が刻まれている。
 ヴィルレ コレクションのシグネチャーであるデザイン要素を忠実に受け継ぎ、直径45mmのダブルステップ・ベゼルのケースには、容易に機能を調整できるアンダーラグコレクターが搭載されている。このケースが、ブランパンの職人のサヴァフェールをあらわす表示を囲む。

 チャプターリングはゴールド製の植字で、その他の表示はエナメルで描かれている。くり抜かれた葉のような形状をした主要な針は、18世紀の時計製造の伝統を彷彿とさせる、グレゴリオ暦の日付を指し示すブルースティール製のサーペント針を組み合わせている。

ヴィルレ トラディショナル チャイニーズカレンダー
本作は自社製ムーブメント、キャリバー3638により作動する。このムーブメントの複雑さの要因は、表示数の多さと暦の不規則なサイクルだ。2世紀以上にわたる時計製造の経験により、卓越した技術を持つウォッチメーカーを抱するブランパンコピーN品であるが、トラディショナル チャイニーズカレンダーの開発に関してはまったくの白紙から始まったという。この複雑機構は大きな挑戦の結果であり、完成までに5年におよぶ研究・開発期間を要した。
 実用的で象徴的なトラディショナル チャイニーズカレンダーは、時間のコンセプトに対するさまざまなアプローチを考える機会を時計愛好家たちに与える。殷の時代にさかのぼる古代中国から使われている暦は、かつては日本においても重要な存在ではあったが、現代の日本では十干十二支を使用する機会は少なくなっている。

 日常生活において十干十二支を目にする機会といえば占いぐらいではないだろうか(還暦は十干十二支の最後の干支である60番目の癸亥“みずのとい”に所以する)。干支にはそれぞれに意味があり、2022年の干支である「壬寅(みずのえのとら)」は、冬が厳しいほどに春の芽吹きは華々しく、生命力にあふれる年になるという意味が込められている。

ベル&ロスの都会派「BR 05 クロノ」から新ダイヤルが登場

幾何学の基本的な図形である四角と丸を絶妙なセンスで組み合わせたベル&ロス「BR 05」に、クロノグラフが追加されたのは2020年。ダイヤルカラーはブルーとブラックの2種類だったが、2021年末にホワイトダイヤルの「BR 05 クロノ ホワイト ホーク」がリリースされた。シルバーダイヤルに微細な粒子状のホワイトオパーリン仕上げを施しており、乱反射を抑制した乳白色が上品で美しい。ステンレス・スチールのメタリックシルバーに包まれたクロノグラフとホワイトダイヤルとの相性は、意外にもインパクトが強く、清新な若々しさを感じさせる。

このカラーリングは航空業界へのオマージュであり、直接的には「ファルコン」と呼ばれるチャーター用のビジネスジェットから着想を得たという。機体はホワイトで、サイドには鮮やかなレッドのラインが流れるように描かれている。「BR 05 クロノ ホワイト ホーク」もクロノグラフ関連の2本の針はレッド。ハイコントラストによる視認性はもちろんだが、ともすれば静謐に見える乳白色のダイヤルに躍動感と活気を与えている。

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航空業界にオマージュを捧げる意味で「ホワイト ホーク」と命名。背後のジェット機は着想源となったフランス・ダッソー社の「ファルコン 8X」。3発のエンジンを尾翼付近に搭載した、乗客定員19名のビジネスジェットであり、ホワイトのボディに流れるようなレッドのラインが印象的だ。

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「BR 05」はスーツにフィットするモデルとして2019年に誕生
「BR 05」ベル&ロスコピー品は、航空機の計器盤を切り取ってそのまま時計にしたような「BR 01」をルーツとしているが、空と海で活躍するスポーツモデルから一転して、高層ビルが建ち並ぶ大都会で活躍する人たちのための「時を刻む計器」をコンセプトとして2019年に誕生した。ケースの四隅を流麗な曲線で造形。ていねいに面取りするだけでなく、金属の質感を強調するサテンと、輝きを放つポリッシュで磨き分けるなど、スーツの袖口にもフィットする高級感を備えている。2020年に追加されたクロノグラフも、それまでの3針スタイルを崩さない2つ目のヴィンテージテイスト。30分積算計とスモールセコンドのサブダイヤルはベゼルの形状に合わせており、フレームには同心円状の筋模様を刻んだスネイル装飾も施されている。

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ケースバックのサファイアクリスタルには「ホワイト ホーク」の勇壮な顔が描かれる。ムーブメントは自動巻き「BR-CAL.301」。パワーリザーブは約40時間。
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大都会で活躍するジェットセッターをイメージ
とはいっても、ベゼルには4本のビスがねじ込まれており、角型のリューズガードもビス留め。硬派な“計器感”も濃厚に残されていることが独特の魅力といっていいだろう。ルーツである「BR 01」から始まったコレクションは、パイロットウォッチやダイバーズなど多彩なバリエーションを展開してきたが、「BR 05 クロノ ホワイト ホーク」は航空機にインスパイアされたといっても、都会派から再び空に戻ったわけではない。パイロットではなく、ブリーフケースを片手にプライベートジェットを利用する乗客の腕に寄り添うクロノグラフとして、ホワイトダイヤルが選ばれたのである。大空と海から大都会に降り立ち、ビジネスで世界を飛び回るジェットセッターへ。「BR」シリーズは、長い時間をかけて壮大な物語を紡いできたように思われる。

ボーム&メルシエが新たな機能《Virtual Try-On / ヴァーチャル・ウォッチ機能》

ボーム&メルシエが《Virtual Try-On / ヴァーチャル・ウォッチ機能》により、「リビエラ」コレクションの時計をブランドウェブサイトで直接試すことのできる革新的なシステムを導入します。これは、ソーシャルメディアやアプリなどを介さず、また手首に何かを装着することなく利用できるシステムです。この進歩した拡張現実のテクノロジーは、メゾンに根付く革新的な精神と“お客様さまの期待に最大限寄り添う”というその究極の目標を体現しています。190年以上の時計製造ノウハウを持つメゾンにとって世界初の試みです。

ヴァーチャル・ウォッチ機能》は、スマートフォンのカメラを使って、ボーム&メルシエのウェブサイトで紹介されているアイコニックなコレクション「リビエラ」の様々な時計を手首の上で試すことができます。装着希望のモデル専用のページにアクセスし、お手元のスマートフォンのカメラ機能を立ち上げ、スマートフォンの後ろに手首を移すと、まるでマジックのように「リビエラ」モデルが登場し手首に映し出され現れます。この斬新で唯一無二のシステムは、ソーシャルメディア、アプリのダウンロード、手首へ何か装着することなく、ウェブブラウザを使ってすべてのスマートフォンで対応可能です。選択された時計はすべての角度から見ることができ、またリモートでのプレゼンテーションが可能となり、お客様にとっての利点を第一に考え完成したシステムです。お客様はコレクション内の様々なモデルを試し、ご自宅やその他の場所から、お一人でも、または、他の方々のアドバイスを受けながらゆっくりと時計を選ぶことができます。簡単で気軽に時計の試着を楽しんでいただけます。

「現在知られているすべての拡張現実と異なり、ボーム&メルシエはウェブサイトから直接お客様が気軽に試着体験ができる新しいシステムを提案する初のメゾンです。アプリのダウンロードや手首への装着は一切必要としません。どんなスマートフォンからでも行っていただけます。お客様に真の付加価値を提供できるこの機能的なテクノロジー、ヴァーチャル・ウォッチ機能を活用し、e コマースに対してさらに身近に、気軽に、そして遊び心溢れる体験をしていただくためのさらなる一歩だと考えます」と、ボーム&メルシエのデジタル・ディレクターのAykut Tunca / アイク・トンカは語ります。

技術面におけるイノベーションは、常にボーム&メルシエのDNAの一部であり、お客様への最高のサービスのためでもあります。時計製造における技術とデザイン性は変わることなく、常に、現代的、機能的、そしてシンプルさを取り入れています。この精神から、ボーム&メルシエ 時計 コピー革新的な素材とコンセプトを採用した自社製のボーマティック・ムーブメントが開発されました。このムーブメント自体がテクノロジーの進歩であり、特にデザイン面から機能面まで、お客様のタイムピースに対する期待に最大限に応えるために開発されました。

 現在、《ヴァーチャル・ウォッチ機能》は、アイコニックコレクションである「リビエラ」のみが対象ですが、今後ボーム&メルシエの他のコレクションにも適用される予定です。1973年、初代リビエラの発表以来、この伝説的なタイムピースを通してボーム&メルシエは、デザイン、シェイプ、時計製造技術におけるそのノウハウを表現し続けています。そのフィロソフィーに忠実な「リビエラ」は、2021年4月のWatches&Wondersで、幅広いバリエーションを取り揃えよみがえりました。大胆で、ユニークなフォルムの「リビエラ」は、現代版としての機能を備えながらも、多くのリビエラファンの期待に応えるべく、《ヴァーチャル・ウォッチ機能》という画期的なシステムを通してより多くの方に試着体験をお届けいたします。心惹かれるお気に入りの一本を是非みつけてください。

新世代のオーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア登場

時代が再び活気ある時を刻み始め、その高揚感と新たな気分とともに腕元の時計も一新したくなる。注目はスイスの名門オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」だ。1972年に誕生し、“ラグジュアリースポーツ”という新ジャンルを打ち立てた金字塔「ロイヤル オーク」の革新性を受け継ぎ、93年に初登場した。2021年にデザイン、ムーブメントとも刷新されたロイヤル オーク オフショアの新作の詳細を紹介する。(文・柴田 充 写真・奥山栄一)

ケース径、文字盤デザインとムーブメントを一新

ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ
2022年の新作。オーデマピゲ コピー新型自社製キャリバー4401を搭載し、クロノグラフは従来の縦から横配列に変更した。存在感ある新しいケースサイズに、特許取得のストラップ交換可能システムを採用し、TPOに合わせて容易に交換できる。ステンレススティール、ケース径43mm、10気圧防水、自動巻き、パワーリザーブ約70時間。

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 1993年当時の高級時計の常識を超えた42㎜の大径ケースにクロノグラフを備えたロイヤル オーク オフショアのマッシブなスタイルは、“ビースト(野獣)”のニックネームが付けられたほど。だが確実に時代を捉えたことが分かるまでに時間はかからなかった。2000年代初期には44㎜というさらに大径のケースを加え、今年の新作はそれ以来初の大幅な刷新になる。

 最大のトピックスは、レギュラーモデルの42㎜と44㎜のラインアップに加わった43㎜というケースサイズと、シンボルであるクロノグラフ・サブダイヤルのレイアウトが縦配列から3時位置、6時位置、9時位置の横配列に変わったことだ。さらに文字盤を彩る“メガタペストリー”のパターンも見直し、よりシャープなピラミッドはそれぞれをクロスパターンでつなげた。

 さらにサテンブラッシュで仕上げた頂上のスクエア・インデックスが深みある奥行きを演出し、スポーティーな躍動感が伝わってくる。その12時位置に配したロゴも、従来のシグネチャーからゴールドのAPイニシャルのアプライドに変わり、すっきりとしたモダニティーが漂う。

印字ではなく、別部品で構成するアプライド・インデックス/ロゴを採用。立体的で視認性が高い高級時計ならではの仕様
 実際に着けてみると、見た目以上に新鮮な印象に驚かされる。角型プッシュなど44㎜径譲りのダイナミックさはそのままに、わずか1㎜の違いでフィット感が全く異なるのだ。細部をブラッシュアップした洗練のデザインに、縦方向に滑らかにカーブを描くベゼルとサファイアクリスタルもその印象を深めるのに一役買っているのだろう。これまでそのボリューム感から手にするのをためらってきたファンにもお薦めだ。

 例えばデフォルトのラバーストラップから、オプションのレザーストラップに換装してもいいだろう。スモークブラウンのダイヤルに合わせて薄いブラウンを選べば、がぜんビジネス寄りのルックになる。スマートカジュアルなスーツにも違和感なく、その力強さは相手にも絶大な信頼感を与えるに違いない。そして世界三大高級時計ブランドと称えられるステータスと気品は、ビジネスの成功をサポートしてくれるだろう。