パテックフィリップノーチラス 5711やカラトラバ 5196がカタログから消える

パテックフィリップの2022年の、生産終了モデルが判明しました。
2021年には人気のステンレススティール製ノーチラス5711/1Aが姿を消すなど、大きな話題を呼んだものです。
しかしながら2022年、かろうじて残っていたローズゴールド製ノーチラス5711/1Rもカタログから姿を消しています。さらに往年の名作も姿を消していて―?
この記事では、ノーチラス 5711/1Rを始めとするパテックフィリップの生産終了モデルをまとめてみました!

世界で最も高級なステンレススティール製スポーツウォッチと言って過言ではないノーチラス。

1976年、かの有名な時計デザイナー「ジェラルド・ジェンタ氏」によってデザインされて以降、ラグジュアリー・スポーツウォッチ市場を牽引してきました。

ブレスレットとシームレスになったオクタゴンフォルムのケースはきわめて薄く上品で、パテックフィリップらしい極上の仕上げと、歪みのない優美なフォルム,さらには吸い付くような装着感は唯一無二ですね。ノーチラスは「タキシードにもウェットスーツにも似合う時計」といったコンセプトが語られますが、この一文を体現した至高の腕時計となっております。

さらにノーチラスは近年、世界的に需要が高まりすぎた結果、正規店はおろか並行輸入市場でも流通量が激減。これに伴いステンレススティール製ウォッチとは思えないような超高額な実勢相場を叩き出す存在としても知られています。

そしてその主役となっているのが、長年現行モデルであり基幹モデルでもあったRef.5711/1Aです。

Ref.5711/1Aは2006年に誕生しました。2010年にマイナーチェンジしたり、2012年にホワイト文字盤がラインナップに追加されたり(もともとはブルー文字盤のみ)といくつかの変遷を経ていますが、パテックフィリップの「顔」として、多くの時計愛好家を魅了したのは間違いありません。

なお、Ref.5711系は2015年にオールローズゴールド製の5711/1R、そしてノーチラス40周年にあたる2016年、700本の限定生産とはなりますがプラチナ製5711/1Pなどといったバリエーションが追加されています。

https://housekihiroba.jp/shop/c/c01pp/

https://www.rasupakopi.com/patekphilippe_z152.html

そして2021年、ついにブルー文字盤のRef.5711/1A-010もカタログから消え、完全に生産終了することとなったのです。

しかしながら同年、グリーン文字盤を湛えたRef.5711/1A-014が新作として発表されます。

「新作」とは言え、このグリーン文字盤ノーチラスは2021年のみの製造。

2019年頃からパテックフィリップのCEOティエリー・スターン氏は自社の現状のステンレススティールモデルの在り方に対して楽観視できないことを示唆しており、グリーン文字盤が最後のRef.5711/1Aであると言われていました。

実際は2021年12月にパテックフィリップとティファニー170年の歴史を祝うノーチラス Ref.5711/1A-018が170本限定生産で発表されました。ティファニーブルーが大変美しい一本ですが、ティファニーブティックでの取り扱いとなり、ティファニーが自社の顧客に販売すること。加えて世界的に熱狂しているノーチラス需要の渦中において、170本というきわめて少量な製造本数であることから、グリーン文字盤ともに一般市場にはほとんど出回らないと言って良いでしょう。ちなみにティファニーブルーのノーチラスは、同年12月12日のフィリップスオークションで約7億3500万円にて落札されています。

なお、2006年から続く5711系ノーチラスのステンレススティール製モデルは2022年、完全に消えゆくことは当初から予想されていました。これはバゲットカットダイヤモンドをベゼルに敷き詰めていたステンレススティール製Ref.5711/1300A-001も同様です。

しかしながら残留していたローズゴールド製Ref.5711/1R-001も、2022年、カタログから消え、生産終了が判明したのです。すなわち、Ref.5711系の完全廃盤と。

余談ですが、パテックフィリップはニュアンスカラーを巧みに使った文字盤の出来栄えが本当に素晴らしいです。

Ref.5711/1A-010に代表されるブルーも、文字盤外周から中心にかけて濃淡がグラデーションのように変わっていますね。文字盤にこういった単一色ではない味わいを持たせるには高度な製造技術が欠かせず、パテックフィリップが世界最高峰と言われる所以を感じられる一幕だと思います。

Ref.5711/1R-001のブラウン文字盤も本当に美しく、ローズゴールドの優美さと相まって、傑出したラグジュアリー・スポーツウォッチであることがわかりますね。

この極上のローズゴールド・ノーチラス含め、とにもかくにも3針+デイトのベーシックなノーチラスが続々と姿を消しており、ファンとしては一抹の寂しさのようなものを感じさせられます。

この5711系に加えて、トラベルタイム×クロノグラフを搭載したステンレススティール製ノーチラスRef.5990/1A-001もカタログから消えていました。

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