世界限定3本のリミテッド・エディションとして製作されるこの懐中時計は、イラストレーター、そしてデザイナーでもあるオランダ人アーティスト、ビクター・ハッフマンによるシルクスカーフのカレ「ミステリアス・ライダー」のモチーフを再解釈したものである。
スカーフのデザインコンペティション「ル・グランプリ・デュ・カレ・エルメス」のファイナリストであるビクター・ハッフマンは、カラフルで未来的なグラフィックスを、洗練された日本の芸術、そして漫画のポップカルチャーと融合させた。鮮やかな色遣いと幾何学模様は、きらめくバイクに乗った謎のライダーに息を吹き込む。背景は、伝説的で歴史的なパリのフォーブル・サントノーレ通り24番地のエルメス第1号店を連想させる。
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スリム ドゥ エルメス ポケット ミステリアス・ライダーの心臓部で時を刻むのは、エルメス・マニュファクチュール自動巻きCal.H1950の超薄型ムーブメント。ルージュHのアリゲーター・マットのストラップとポーチは、エルメスの馬具や皮革製品のクラフツマンシップを余すところなく駆使して製作されており、この時計の深紅のニュアンスを際立たせている。自動巻き(Cal.H1950)。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KWGケース(直径45mm)。
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爆音を立てるバイクにまたがったライダーが描かれた懐中時計のカバーは、シャンルヴェ装飾を施したエナメル製。この複雑な技法は、金属にとても小さいマス目を彫り、そこに天然オイルと混ぜ合わせた色ガラスの粉末を詰め、800度以上の窯で数回焼成して顔料を定着させるものである。文字盤の製作は、エナメル細工専門の職人がエナメルを何層も重ねて乾燥・焼成し、その後赤いインデックスとアワーマーカーを手仕事で施している。