ブライトリングから、自社製ムーブメントを搭載し、50年代を彷彿させるデザインの「プレミエ B01 クロノグラフ 42」が登場した。また、プレミエの歴史やムーブメントの進化について書かれた書籍「プレミエ・ストーリー」も発売される
「プレミエ B01 クロノグラフ 42」はダイアルカラー、ケース素材の異なる全6種。写真の3モデルの他にも、ブラックダイアル、オフホワイトダイアルのモデルが展開されている。
ブライトリングは常にクロノグラフを専門としており、当ブランドの3代にわたる創業家の面々がその形成に携わってきた。1884年の創業開始より、レオン・ブライトリングは懐中時計型のタイムキーパーの完成に心血を注いだ。彼の息子、ガストンは、2時の位置に独立したプッシャーを搭載した初めての腕時計型クロノグラフを発表。そしてレオンの孫、ウィリーが4時位置に第2プッシャーを追加し、今日でも広く一般的に採用されている現代的なクロノグラフの形態を確立した。
その後ウィリーは一家のビジョンをさらに一歩進め、ブライトリングコピー機能だけでなくスタイルも兼ね備えたクロノグラフを完成させた。新しく登場した「プレミエ B01 クロノグラフ 42」の各種は、ウィリー・ブライトリングの妥協しない技術基準にも沿っている。
6種のモデルには、最高の精度、信頼性、機能性を追求した自社開発製造のムーブメントである自動巻きキャリバー 01が搭載された。2009年に初めて発売され、それは業界で最も高く評価されたクロノグラフムーブメントのひとつだ。
キャリバー01
プレミエ B01 クロノグラフ 42に搭載されている自社製ムーブメントcal.Breitling 01。
ブライトリングのすべての機械式キャリバーと同様に、どれも日差-4秒~+6秒以内の精度を保証する厳格なC.O.S.C.のクロノメーター認定を獲得している。また、衝撃テスト(500Gで約6万回)、リュウズテスト(10万回以上のリュウズ巻き上げ)、ローターの巻き上げ(345万6000回)、クロノグラフプッシャーテスト(約5840回のスタート・ストップ・リセット)を含む、ブライトリング独自の16年間のエージング(経時変化)に相当する過酷な試験も行われている。
キャリバー 01は、よりスリムなプロファイルとコンパクトなローターが特色で、サファイアクリスタルのシースルーケースバックから鑑賞することができる。このムーブメントには5年保証が与えられ、パワーリザーブは約70時間を実現。
機能性とエレガンスを両立させるというウィリーの願いから、このプレミエは100m(10気圧)の防水性を備えている。
新しいプレミエのデザインは、なめらかな固定ベゼル、ふたつのサブダイアル、流線型の角型プッシャー、植字されたアラビア数字など、ヴィンテージのプレミエの特徴とディテールがそのまま残されている。ケース径は42mmと、従来のB09(手巻き)モデルの40mmよりもわずかに大きくなった。
3時位置にクロノグラフ分積算計、9時位置に秒針を配したトーンオントーンのサブダイアルが上品なスタイルを与え、それに対しサーモン、ブルー、グリーン、ブラック、クリームカラーの文字盤がステンレススティール製のモデルに現代的なヒネリを加えている。
また、18Kレッドゴールドのモデルにはクラシカルなクリーム色の文字盤を採用したバリエーションも用意された。このモデルにはクラシカルなアリゲーターレザーストラップ、または洗練された7連メタルブレスレットのいずれかを選ぶことが出来る。