コラボレーションモデルの注目はカーボンコンポジット製のラダーブレスレット

ゼニスは、カーボンコンポジット製の「クロノマスター リバイバル A3818 カバーガール カーボン」を発表した。合計160本の限定モデルである。ケースだけでなくダイアルにもカーボンコンポジットを採用したほか、10本限定のバリエーションでは、アイコニックなゲイフレアー製のラダーブレスレットを、カーボンコンポジットで復刻したブレスレットが組み合わされる。150本限定のバリエーションはストラップ仕様だ。
現代の「デファイ」を特徴づけるシグネチャーのひとつとして、文字盤には4つの点を結んだ星の幾何学的なパターンが描かれている。このシンボルは、1969年のデファイの裏蓋とリュウズで初めて用いられた。今回の新作デファイ エクストリーム ダイバーでは特別に文字盤がシルバーホワイトで彩られ、サンバースト仕上げが12時位置のゼニススターから放射状に広がる光を表現している。3時位置の日付表示も文字盤と同色に仕上げられている。

 ゼニスは、ウォッチメディア『レボリューション』とのコラボレーションシリーズの第3弾として「クロノマスター リバイバル A3818 カバーガール カーボン」を発表した。本作は、2020年のスチールモデル、2022年のチタンモデルに続くもので、チタンモデルよりもさらに軽量なカーボンコンポジットでケースを仕立てた他、カーボンのテクスチャーを前面に押し出したデザインが特徴である。

 ベースとなったのは「A3818」のスーパーブランドコピー復刻モデルだ。A3818は初出が1971年で、トノー型の「A385」から派生したモデルである。当時の生産期間は短かったものの、マンフレッド・レスラーの著書『ZENITH – Swiss Watch Manufacture Since 1865』の表紙を飾ったことから「カバーガール」の愛称で広く知られることとなり、現在の復刻モデルではモデル名に用いられている。https://www.buyma.com/
 37mmのケースはオリジナルデザインのテイストを受け継ぎつつ、軽量かつ高強度のカーボンコンポジット製とした点が本作のトピックスだ。スチールモデルが110.6g、チタンモデルが78.3gであったのに対して本作はわずか60gであり、その軽量さが際立っている。ケース全面にはカーボンのテクスチャーが表れ、特別な本作特有のデザインとなっている点にも注目だ。また、ダイアルもカーボンコンポジット製。A3818の特徴である「シャークトゥース」の目盛りとタキメーターやパルスメータースケールがカーボンのテクスチャーの上に描かれている。


 コラボレーションモデルとしてふたつのバリエーションが用意される。わずか10本の限定モデルとなるのは、オリジナルモデルに用いられたゲイフレアーのラダーブレスレットをm、カーボンコンポジットで初めて復刻して組み合わせたモデルだ。カーボンのテクスチャーで統一されることでモダンかつ一体感のあるデザインとしながら、アイコニックなスタイリングが存分に表現されている点が魅力である。

 もう一方は、2種類のストラップが用意される150本限定のモデルだ。いずれのストラップもブラックを基調としつつ、ベルクロストラップは「カーボン・エフェクト」を施してケースとダイアルとの統一感を持たせたデザインであり、カーフレザーストラップはブレスレットを思わせる「ラダー・エフェクト」が施されている。なお、クイックチェンジストラップ機構を備えていることで、日々のスタイリングに合わせて簡単に付け替えることが可能である。