[パリ 6日 ロイター] – 欧州の高級ブランド、ケリングとリシュモン傘下のカルティエは業界団体と共に時計と宝飾品に関する環境目標を設定し、他のブランドにも参加を求めていくと発表した。
両社は「責任ある宝飾品業のための協議会(RJC)」と「ウォッチ&ジュエリー・イニシアティブ2030」を設立。2030年までに二酸化炭素(CO2)排出量の削減や生物多様性の保全に取り組むほか、業界の標準化団体であるRJCが定めた慣行を採用するとしている。
カルティエのシリル・ビニュロン最高経営責任者(CEO)はまず欧州のブランド、次いで域外のブランドに参加を呼び掛けていくとし、仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)傘下のティファニーなどに言及した。
「かなり多くの主要ブランドが参加すると考えている」とし「サプライヤーや販売業者も加わるだろう」と述べた。